香りを嗅ぐとどういう経路で心身に作用するのか?

アロマセラピストを目指しているYumiです^^


今日は、「鼻」の勉強です。

 精油分子 → 嗅上皮 → 嗅毛
              ここで香りをキャッチ
                   ↓ 刺激する
                  嗅細胞
                ここで興奮する
                   ↓
                  嗅神経 
                ここに興奮が伝わる
                   ↓
            電気的信号(神経インパルス)に変わる
                   ↓
                  嗅球
                  嗅索
                   ↓
自律神経 ⇔ 視床下部 ⇔  大脳辺縁系
              好き・嫌いを感じる
 ↓↑       ↓↑        ↓
各内分泌 ⇔  下垂体    大脳新皮質
              香りの名前が分かる



という流れになります。

これを説明していくと・・・

精油の匂いを嗅ぐと「精油分子」が鼻の中にある「嗅上皮」に届く。

「嗅上皮」「嗅毛」「嗅細胞」「嗅神経」がある。
「嗅毛」は2000万本。
「嗅細胞」は200万個あり、香りは40パターンと考えられているので余裕。
「嗅神経」とは「嗅糸」という嗅神経線維が20本ほど束になったものの総称。

ここで電気的信号に変わり
「嗅球」「嗅索」というスプーンを裏返したような形のところを通って
「大脳辺縁系」に届く。
この「大脳辺縁系」と言うのは、本能の脳とか動物的な脳と呼ばれ、その匂いが好きか嫌いかを判断します。

その後「大脳新皮質」に届いて何の香りかが判断されます。
聴覚や視覚は、この「大脳新皮質」に直接届きます。

「大脳辺縁系」「脳の中の脳」と呼ばれる「視床下部」に指令を出す場所です。
「視床下部」とは「自律神経」「内分泌系(ホルモン)」「免疫力」をコントロールしている場所です。

つまり、アロマテラピーとは、心地よい香りを嗅いで、精神を安定させ、自律神経やホルモンバランスを整え、香りに入っている免疫を高める作用でストレスに負けない心身を作るという、香り物質が直接大脳辺縁系に届くという特徴を生かした癒しの方法です。

今まで何となく香りを嗅いで、「良い香り~、癒される~」ってリラックスしたり、元気になっていたのには、こんな身体の仕組みがあったということです。












0コメント

  • 1000 / 1000