アロマの歴史④西暦1000年頃-1400年頃

アロマセラピストを目指しているYumiです^^


やっと1000年代になってきました!

ヨーロッパ
中世ヨーロッパでは教会や修道院を中心に僧医学と呼ばれる薬草中心の医学が行われていた。
→ 原則的に僧職者や特権階級のための医学

自給自足で民間療法が行われていた。
→ 一般人

中世半ば過ぎ、都市が現れ始める。
→ 職業としての医師が必要になる

1050年頃
サレルノ医科大学設立
医学で有名なヒポクラテスの町、イタリアの港町サレルノで医学を教える施設が創られた。
「サレルノ養生訓」・・・健康を保つ方法や病気についてなどを詩の形式であらわしたもの。

1140年頃
領主のシチリア王によって、医師の国家免許とも言える制度が始まる。

後に南フランスのモンペリエでは、医学教師たちの組合(ギルド)が設立され、医師免許(開業許可)の制度も確立され、国籍や宗教を問わず医学が教えられる大学も設立され、
サレルノをしのぐ医学の中心地となった。

1095-1291年頃
ローマ教皇による十字軍遠征。

十字軍による東西文化の交流と医学の発展。
→ 地中海世界の文化交流を促し、東西ハーブや薬草、アラビア医学や精油蒸留方などがヨーロッパに伝えられる。


1493-1541年頃
パラケルスス

ドイツ、ルネッサンス期の錬金術師的科学者、医学者、思想家。
近世医学の開祖といわれる。
錬金術と占星術について深い知識をもっている。

14世紀頃
香水文化の始まり。
ハンガリー王妃エリザベート1世のハンガリアンウォーター。
手足が痛む病気にかかり、気の毒に思った修道院の僧がローズマリーなどを主体として作った痛み止めを献上。
状態がみるみるうちによくなり、化粧水としても使ったことから美しさもよみがえり、70歳を超えた彼女に隣国ポーランドの40代(50代とも言われる)の王子が求婚したという話があり、若返りの水として今に伝わる。


西アジア/中東(エジプト・アラビア半島)
980-1037年頃
イブン・シーナ
アラビア人で医学に傾倒した哲学者。
アビセンナ・アビケンナ・アウィセンナとも呼ばれる。
「医学典範(カノン)」はヨーロッパの医科大学の教科書として17世紀にいたるまで長く使われた。
精油の水蒸気蒸留法を確立し、精油の製造と医学への応用は、アロマテラピーの原型といっても過言ではない。

錬金術 
キリスト教会では、黒魔術的なものとして否定されたが、イスラム世界のアラビアでは肯定的に受け入れられて発展した。









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